HAG卒業生を対象とした『HAG-O』開始しました

こんにちは、スタッフのmiiiです。

HIKARI CLINICでは、発達障害者支援グループ『HAG』がスタートして丸4年が経ちました。
現在は15期が進行中で、これまで100人以上の参加者がHAGを卒業しました。スタッフとして、この4年間は長かったようで、あっという間に過ぎた時間でした。

HAGを始めた頃は、全国的にも発達障害の方を対象としたグループが少なく、私たちも試行錯誤で、いろんな方法や工夫を試してきました。プログラムの内容も、初期の頃と比べてガラッと様変わりしています。何が大きく変わったかというと、「話すこと、聞くこと」です。

参加者から一番多かったニーズは「自分以外の発達障害の人と話をしたい」ということでした。そこで、グループでは毎回「シェアリング」という時間を設け、お互いの想いをそれぞれ話し合ったり聞き合ったりしてもらいました。

「ずっと生きづらさを感じていた」「自分はこんなことに困っているけど他の人はどうだろう」「発達障害と診断されてどう思ったか」「自分はどんな仕事に向いているのだろう」「自分にとっての人間関係ってなんだろう」など、これまで多くのテーマが出てきました。簡単に答えが出ることではないため、スタッフ含め参加者全員で考えたり、悩んだり、意見を言ったり、他の人の話にじっと耳を傾けたり、シェアリングではそんな時間を過ごしてきました。それぞれ意見が違っていてもいい、発言ができなくてもいい、その時間や空気感を共有することが、なによりも大切なことなのではないか、と最近では感じています。

おかげさまで、最近ではHAGに参加を希望される方も増えています。そして、卒業した参加者から「またみんなで集まれるような場所がほしい」という声も多かったため、今年の5月からHAG卒業生を対象とした『HAG-O』をスタートさせました。「O」は「OB」「Open」から名付けました。

HAGを卒業して、今の生活を頑張っていたり、少し疲れていたり、そんな人たちが「誰かと話をしたいな」と思った時に、気軽に参加できるオープンなグループにしたいと思っています。

HAG-Oは隔週水曜日16時〜18開催です。「話すこと、聞くこと」の時間を中心としたプログラムです。OBの方のご参加、お待ちしております!

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スケジュール確認や予約のお問い合わせは、主治医もしくは受付までお願いします。私たちスタッフも久しぶりにOBの方に会えるのを楽しみにしています。

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