HIKARI CLINIC 発達支援プログラムの流れ

Hikari Autism support Group(HAG)

HIKARI CLINIC 発達支援プログラム(HAG)成人の発達障害支援グループ

「周りとうまく馴染めない」「一生懸命がんばっているのに、いつも同じところでつまずいてしまう」——そんなふうに、ひとりで悩み、自分を責めていませんか。

私たちの想い

当院では、発達特性(ASDやADHDなど)を「直さなければいけない欠点」とは考えていません。それは、あなたが生まれ持った「脳の働きのくせ」「情報の受け取り方の個性」です。

目指すのは、あなたを無理に「普通」の枠にはめ込むことではありません。そのための安全基地となるのが、当院独自のグループプログラム「HAG」です。

自己理解を通して、ありのままの自分のままで他者と関われること

受診からHAG導入までの4つのステップ

  1. STEP 1

    初診時の丁寧な聴き取り

    所要 30〜60分

    いま感じている生きづらさと、これまでの歩みをじっくり伺うことから始まります。生活環境や重要なライフイベント、学校や職場での具体的な困りごとを、時系列に沿って丁寧にお聴きします。

    安心していただきたい2つのこと

    • ご本人の意思を第一に尊重します。周囲からの強い勧めがあっても、ご本人に「知りたい」という希望がなければ、検査を無理に行うことはありません。
    • 二次障害のケアを優先します。うつや強い不安、不眠などが起きている場合は、まずお薬・休養・フローティングタンクなどで心の体調を整えることを最優先します。
  2. STEP 2

    心理検査の実施

    計2回・専門の心理士が担当

    検査は、点数で測ったりラベルを貼ったりするためのものではありません。「得意なこと」と「苦手なこと」の凸凹を知り、どう工夫すれば生きやすくなるかのヒントを見つけるためのものです。体調に合わせて、無理のないよう2回に分けて実施します。

    実施する検査

    • WAIS-IV(知能検査)/認知の得意・不得意のバランスを客観的に把握します。
    • CAARS(ADHD評価)/不注意や衝動性の傾向を測定します。
    • AQ-J(ASD評価)/社会性や細部へのこだわりの傾向を評価します。
    • 生活史の聴取/幼少期からの様子を伺います。通知表のコメントや母子手帳が貴重な手がかりになります。可能であればご家族の同席を推奨しています。
  3. STEP 3

    専門用語を使わないフィードバック

    医師によるマンツーマン解説 30分以上

    他院で検査を受けた方から「数値やグラフだけを渡されて、結局どうすればいいのか分からなかった」という声をよく耳にします。当院のフィードバックは、その不満を解消するために設計しました。

    納得と安心のための3つの工夫

    • A4用紙2枚だけの“読める”結果シート。専門用語や記号をすべて、日常の「あるある場面」に置き換えた、直感的に分かるシートを心理士が作成します。
    • 医師が30分以上かけて直接解説。結果の通達ではなく、「そうだったんだ」と心から納得できる対話の時間を大切にしています。
    • ご家族や職場との共有。ご家族への接し方のアドバイスや、職場提出用の支援計画を一緒に考えることもできます。
  4. STEP 4

    HAGプログラムの導入

    全12回のグループ支援プログラム

    自己理解を深めた次のステップとして、当院独自のグループ支援プログラム「HAG」にご参加いただけます。集団精神療法とギフテッド教育の理念に基づいて開発された、少人数制のプログラムです。

    究極のルール:話さなくてもよい自由(沈黙の自由)

    • グループの中で、無理に発言を求められることは一切ありません。ただそこに座って、他の方の話を聴いているだけでも、大切なメンバーとして尊重されます。

HAGプログラムの構成

回数
全12回
開催
毎週火曜・各2時間
定員
最大9名の少人数制
  • 第1回

    ガイダンス ── 場の安全性の確立

    全体の流れと参加者同士の紹介を行います。最も時間をかけてお伝えするのは「ここはいかなる批判も否定も受けない、完全に安全な場である」ということ。対人関係に強い緊張を抱える方でも、自分のペースでいられる土台を築きます。

  • 第2〜3回

    心理教育 ── 知識による孤独からの解放

    ASD(第2回)とADHD(第3回)の特性を、「障害」ではなく情報処理の「くせ」として分かりやすく学びます。仲間と「それ、すごく分かる」と共感し合うことで、長年抱えてきた孤独感から解放されます。

  • 第6〜8回

    モットー決め ── あなたを支える“言葉のお守り”

    3週間かけて自分自身と向き合います。語られた体験に対し、参加者とスタッフが「ありのままを認め、傷つけない」というルールのもとで温かいフィードバックを返し、世界にひとつだけのモットーを決めます。

  • 第10回

    自分トリセツの作成 ── 社会とあなたをつなぐ架け橋

    「自分の強みと弱み」「疲れたときのサインと回復方法」「周囲への具体的なリクエスト」を1枚に整理します。完成したトリセツを家族や職場に共有することで、自分から周囲へ配慮を求められるようになります。

プログラム修了後も、支え続けます

HAGは、あなたを温める「安全な巣」であると同時に、社会へ飛び立つための「発射台」です。

HAG-O(ハグ・オー)/卒業生グループ

修了後も月2回程度、自由に集まって近況を語り合ったり悩みを共有したりできる、開かれた継続的なコミュニティです。

HAG-B/働く方のための短縮版

「平日は仕事で忙しい」という方へ。特性理解と「自分トリセツ」の作成に特化した全4回のショートプログラムを、平日夜間や週末に開催しています。

まずは、あなたの「生きづらさ」の物語を
ゆっくりお聴かせいただくところから始めましょう。

平日 9:00〜12:00 / 14:00〜19:00 土曜 9:00〜12:00(完全予約制)