フローティングタンク内の温水は、15分毎の工業用細密フィルターによる循環ろ過と、手術室やICUの高水準消毒に使用される過酸化水素(H2O2)と紫外線(UV-C)、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒により、医療機関水準の高い殺菌・ウイルス不活効果を維持・管理しています。
タンク内温水は、エプソムソルト(硫酸マグネシウム)が約5:5の比重で溶かされた高濃度マグネシウム溶液で、一般細菌や、温泉施設などで問題になるレジオネラ属菌も繁殖できない環境です。当クリニックのフローティングタンクは、このエプソムソルト溶液のPH値を常時監視し、殺菌効果が最も高くなるPH値(Ph5-7, 弱酸性-中性)を維持しています。
過酸化水素+UV-C照射によるRNAウイルス不活化について
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対して、紫外線照射による高い不活化効果が認められています。HV-C(波長280~200nm)を2秒照射で95%減少、10秒照射で99.99%現象させることが実験で確認されています。
コロナウイルスへの工学的対抗策についての考察
UVC紫外線照射装置による 新型コロナウイルス不活性化を国内初確認
フローティングタンク内の水は、1セッション利用ごとに温水を循環させながら15分間、毎夜深夜に15分間のUV-C照射を行なっています。また、UV-C照射と組み合わせることで高い殺菌・消毒作用を発揮する過酸化水素(H2O2)を常時50ppmの濃度で維持することで、タンク内は極めてクリーンな環境が保たれています。
紫外線と過酸化水素を併用した各種家庭紙の殺菌及び 抄紙工程排水の殺菌