今年は少し長めに休みを頂いて、友人たちとイギリスのマンチェスターで開かれる野外フェスティバル、Creamfieldsに行って来ました。世界でも最高峰のダンスミュージックの祭典、今年で開催15年目になります。
ドバイを経由してマンチェスターへ。マンチェスターではフローティングタンクi-SopodのTim family が迎えに来てくれていました。Tim,Mihoさん、Oscarくんありがとう。感謝感激。
マンチェスター郊外の牧草地帯。広大な敷地に数万人収容のキャンプサイト、巨大なメインステージが2つ。
数千人収容の巨大なテントが6つ並びます。一体どんなスケールなんだ!ここで足掛け3泊の巨大レイブのスタートです。
イギリスの天気は予想以上に気温が低く、最低気温は10度程度まで下がります。また期間中もずっと雨のち晴れの天気で、雨が降ると地面はぬかるみ、体は冷えるため雨対策は必須です。全員ゴアテックスの防寒、防水の雨具で完全武装のため、快適に過ごせました。
アーチストはChaemical Brothersから大人気David Ghetta、Paul Okenfold、Sven VathなどスーパースターDJが大挙出演します。どのアクトも最高に素晴らしかった。
しかし、今回我々がCreamfieldsに向かった一番の目的はAbove&Beyond!!!!!!!このアーチストを見るために行ったと言っても過言ではありません。
Anjuna Beats (2011-06-14)
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この夏前に発売されたAbove&Beyondのその名も”Group Therapy”というアルバム。クリニックで耳に挟んだ方もいるかも知れません。このアルバムの素晴らしさ、完成度、感動に我々全員心から撃ちぬかれて、ここに来ることに決めたのです。是非聞いてみてください。ダンスミュージックの枠を超えた感動があります。
最終日の夜に行われたAbove&beyondのショウはそれは予想以上に素晴らしいものでした。天空を駆け抜ける美しく感動的なメロディに、彼らを心から愛するファン、会場全体が一体になり、一つになる究極の至高体験を経験しました。一生忘れない瞬間になりました。
そして最後大トリのSwedish House Mafia。現在のヨーロッパのDance Music SceneのKing Of Kingsといってもいいでしょう。会場中の観客が大挙して集まり、大合唱、でフェスの幕を下ろしました。
今回Creeamfieldsに参加して感じたことは、彼ら欧州人にとって、週末大勢の人たちが集い、ダンスミュージックによってトランスし、変性意識の中で皆が一体になる体験をすること、これが大きな救いとして機能しているということです。まるで教会音楽を聴いてるかのような壮大なプログレッシヴ・ミュージックはキリスト教が機能しなくなった神なき時代の新しい救いの形のように見えます。
その集団の陶酔とダンスによって生じる共感覚、一体感が彼らの分断された個の孤独を癒し、まさにGruop Thrapyとして機能しているのでしょう。素晴らしい体験でした。
最高の仲間と共に一生分の思い出ができましたよ〜。