Hikari Autism support Group(HAG)
HIKARI CLINIC発達支援プログラム
「周りとうまく馴染めない」「一生懸命がんばっているのに、いつも同じところでつまずいてしまう」
そんな風に、ひとりで悩み、自分を責めていませんか?
私たちの想い:ありのままのあなたで、共に生きる
岡山駅前の心療内科・精神科 HIKARI CLINIC(ひかりクリニック)では、発達特性(ASDやADHDなど)を「直さなければいけない欠点」や「克服すべき障害」とは考えていません。それは、あなたが生まれ持った「脳の働きのくせ」や「情報の受け取り方の個性」です。
当院の基本理念は、あなたを無理に「普通(定型)」の枠にはめ込むことではありません。「自己理解を通して、ありのままの自分のままで他者と関われること(愛される変人として生きる)」を全力でサポートしています。
そのための最も重要な「安全基地」となるのが、当院独自のグループプログラム「HAG(Hikari Autism support Group)」です。受診してからHAGにたどり着き、自分らしく生きるための一生のお守りを見つけるまでのステップを、詳しくご紹介します。
【全体フロー図】受診からHAGプログラム導入まで

※画像をクリックすると拡大表示されます(設定されている場合)
受診からHAG導入までの「4つのステップ」
STEP 1
初診時の丁寧な聴き取り(30〜60分)
あなたのこれまでの物語を、木のぬくもり溢れる診察室でゆっくりお聴きします
最初のステップは、あなたがいま感じている生きづらさや、これまでの歩みについて、じっくりお話を伺うことから始まります。明るい木目の床と優しいグリーンに囲まれた診察室で、これまでの生活環境や重要なライフイベント、学校や職場での具体的な困りごとを時系列に沿って丁寧に聴き取ります。
💡 ひかりクリニックの安心ポイント!
- 本人の意思を一番に尊重します:たとえ周囲からの強い勧めがあっても、ご本人が「自分の特性を知りたい、生きづらさを解消したい」という希望を持たれていない場合は、無理に検査を行うことはありません。
- 二次障害のケアを優先します:生きづらさから、うつや強い不安、不眠などの「二次障害」が起きている場合は、まずお薬や休養、クリニック併設のフローティングタンクなどを用いて、心の体調を整える治療を最優先します。
STEP 2
心理検査の実施(計2回)
あなたの「強み」と「特性のバランス」を客観的に紐解きます
「検査」はあなたを点数で測ったり、ラベルを貼ったりするためのものではありません。あなたの「得意なこと」と「苦手なこと」の凸凹(バランス)を知り、これからの生活でどう工夫すれば生きやすくなるか、具体的なヒントを見つけるためのものです。専門の心理士が担当し、無理のないよう体調に合わせて計2回に分けて実施します。
📋 どのような検査をするの?
- WAIS-IV(知能検査):認知の得意・不得意のバランスを視覚的・客観的に把握します。
- CAARS(ADHD評価):不注意や衝動性の傾向を客観的に測定します。
- AQ-J(ASD評価):社会性や細部へのこだわりなどの傾向を評価します。
- 生活史の聴取:幼少期からの様子を丁寧にお伺いします。子供の頃の様子がわかる「通知表のコメント」や「母子手帳」などがあれば、貴重な手がかりとなります。可能であれば、ご家族にも同席を推奨しています。
STEP 3
専門用語を使わないフィードバック(30分以上)
「だから生きづらかったんだ!」と納得できる、対話の時間
他院で検査を受けた方から「数値やグラフ、難しい書類だけを渡されて、結局自分がどうすればいいのか分からなかった」という声を本当によく耳にします。当院のフィードバックは、そのような不満を解消するために作られました。
🤝 納得と安心のためのフィードバック
- A4用紙2枚だけの“読める”結果シート:心理士が、難しい専門用語や心理学の記号をすべて、あなたの日常生活での「あるある場面」や具体的なエピソードに置き換え、ご本人がパッと見て直感的に納得できるオリジナルの分かりやすいシートを作成します。
- 医師による30分以上のマンツーマン解説:医師がこのシートをもとに、30分以上かけて直接丁寧に説明します。単なる結果の通達ではなく、ご本人が「そうだったんだ!」と心から安心し、納得できるような、温かい対話を何より大切にしています。
- ご家族や職場との共有:必要に応じてご家族にも同席いただき、家庭での優しい接し方をアドバイスします。また、お仕事でどのような環境調整が必要か、職場提出用の具体的な支援計画を一緒に考えることも可能です。
STEP 4
HAGプログラムの導入(全12回)
「安全な巣」で、自分自身を生きる実験をしよう
自己理解を深めた次のステップとして、当院が誇る独自のグループ支援プログラム「HAG」へご参加いただけます。HAGは、集団精神療法とギフテッド教育の理念に基づいて開発された、全12回(毎週火曜・各2時間)、最大9名の少人数制のプログラムです。クリニックを象徴する「ハウス型の木製フレーム」と「赤・青・緑・黄・白のカラフルな椅子」に囲まれた、ぬくもりのある空間で行われます。
💡 究極のルール:「話さなくてもよい自由(沈黙の自由)」
グループの中で、無理に発言を求められることは100%ありません。ただそこに座って、他の人の話を「ふんふん」と聴いているだけでも、十分に大切なメンバーとして温かく尊重されます。
🎨 HAGプログラムを形づくる4つの核心セッション
1. ガイダンス(第1回)── 場の安全性の確立
プログラムの最初の一歩です。全体の流れや参加者同士の簡単な紹介を行います。ここで最も時間をかけてお伝えするのが、「ここはいかなる批判や否定も受けない、完全に安全な場である」ということです。このガイダンスを通じて、対人関係に強い緊張を抱える方でも、「ここなら鎧を脱いで、自分のペースでいていいんだ」という安心感の土台を築きます。
2. 心理教育(第2回・第3回)── 知識による孤独からの解放
第2回ではASDの特性、第3回ではADHDの特性について、最新の医学的知見に基づき「障害」ではなく情報処理の「くせ」として分かりやすく学びます。グループの仲間と「それ、すごく分かる!」と共感し合うことで、「自分だけがおかしいわけじゃない、みんな同じなんだ」と、長年抱えてきた深い孤独感から解放されます。
3. モットー決め(第6回〜第8回)── 世界に一つ、あなたを支える“言葉のお守り”
3週間かけて、じっくりと自分自身と向き合います。グループの中で、自分の特性や体験を語り、それに対して他の参加者やスタッフが「相手のありのままを認め、傷つけない」というルール(善かれ性)に基づいて、温かい共感や気づきのフィードバックを返します。この肯定的なやり取りを通して、「みんなが違う、あなただけのモットー(言葉のお守り)」を決定します。
※モットーの例:「エゴイスト未完成人間」「地動説が起こっても6B」など、自分の凸凹をユーモラスに愛おしむ、世界にひとつだけのお守りが生まれます。
4. 自分トリセツの作成(第10回)── 社会とあなたをつなぐ架け橋
これまでのワークを通して得た深い自己理解を、実践的なマニュアル(取扱説明書)にまとめます。「自分の強みと弱み」「疲れたときのサインと回復方法」「周囲への具体的なリクエスト」をシートに整理。完成したトリセツを家族や職場に共有することで、「自分から周囲へかわいげをもって配慮を求められる」ようになり、社会の中に自分らしい確かな居場所を作ることができます。
🚀 プログラム修了後の豊かな未来へ
HAGは、あなたを温める「安全な巣」であると同時に、社会へと飛び立つための「発射台」です。プログラムを卒業してからも、私たちはあなたの歩みを支え続けます。
- 卒業生グループ「HAG-O(ハグ・オー)」
プログラム修了後も、月2回程度自由に集まって、お互いの近況を語り合ったり、悩みを共有したりできる、開かれた(Open)継続的(Ongoing)なコミュニティです。 - 働く人のための「HAG-B」
「平日は仕事で忙しい」という方のために、特性理解と「自分トリセツ」の作成に特化した簡易版ショートプログラム(全4回、平日の夜間や週末開催)もご用意しています。