先週の週末はおのころ島(淡路島)にキャンプ&海水浴に家族と友人と行ってきました。
土曜日の診療、そしてフローティングタンク業務が終わり、山陽道を飛ばして淡路島へ。明石大橋を渡るのは学生時代以来なので15年ぶりかな?トンネルをぬけるとライトアップされた橋が目の前にそびえて歓声があがります。
淡路パーキングエリアには観覧車が!これもテンションが上がる。
キャンプならではの肉料理。スペアリブを美味しいワインと一緒に頂きました。気のおけない仲間とキャンプで過ごす週末。夜遅くまで今の日本のこと、この世の不思議さや、人の心の奥深さについて思いつくままに語り明かしました。最後は酔っ払って前後不覚で倒れるように眠りました。
朝食も新鮮な野菜の重ね煮。野菜の甘味がいっぱいの美味しいスープになってました。おのころスープと命名。
おのころ島とは日本神話に登場する島。イザナギ、イザナミの国産み、神産みの舞台になる島のこと。イザナギとイザナミが高天原にある天の浮橋にたって天沼矛を混沌とした下界に突き刺し「こをろこをろ」とかき混ぜて引き上げると、矛の先から滴り落ちた塩がつもり重なって島になった、これをおのごろ島としたといいます。
そして二神はおのごろ島に降り立ち、そこに天の御柱を建て、島々や神々を生み出したといいます。
そしてここが、おのごろ島神社。まるで天の御柱のような巨大な鳥居がそびえます。おのごろとは先ほどの「こをろこをろ」という音をもとにした説と、自ら凝るという意の自凝島神社と表記され、矛から滴った塩が自ら凝り固まってできたから、という説があるそうです。
混迷する今の日本。このタイミングで日本発祥の元になった場所を訪れてみるのもオツなものです。鳥居は日本3大鳥居の一つだそうです。
神社の本殿。こんなに由緒ある神社の割には質素な佇まい。主祭神は当然イザナミ命、イザナギ命。そして八百万神が祀られています。ものすごくザックリしたスケール感。でもここから八百万の神が日本中に散らばったと考えるとなかなか愉快なイメージでした。
淡路島は全体的にぼわ〜〜っとした、非常に緩やかなバイブレーションの場所です。本州と橋で結ばれた現在でも、島独特のアイランドタイムが流れています。おのころ島神社でさえもとらえどころがなく、中心を欠いた時間が止まったような島です。淡路島特産のたまねぎのような。このたまねぎがとにかく美味しいんです。
淡路島には多くの海水浴場があります。この日も絶好の海水浴日和だったのですが、ビーチは整備され、人気も多すぎず快適でした。岡山ではありえないいい環境だったなー。海水浴場のヤリ手親父の名物たまねぎカレー、いただきました。
淡路島、車で岡山から3時間。食べ物は美味しいし、おすすめです!