はじめまして。昨年11月からcocoonのご案内係りをしているのりっぺです。
私は子どものころ水泳選手でしたので水には親しみがあります。大人になってからはフラ(ハワイアンダンス)を学び、そのあたりから身体感覚や精神世界、心と体の繋がりと健康などに興味を持ち、ヨガや舞踏、ヒーリング、瞑想のワークショップなどチャンスがあれば節操なしに(笑)体験してきました。
今はご縁があって太極拳を習っています。そんなわけで、この仕事も私の興味の延長上にあると、楽しくやらせてもらってます。
フローティングタンクでの体験とはどんなものか?皆さまの参考になればと私なりに気づいた事を書かせてもらおうと思います。
力を入れることよりも抜くことの方が実は難しいというのは、ヨガやダンス、その他のボディワーク等を受けたことがある方なら誰でも経験があると思います。
フローティングタンクの体験は、ヨガのシャバアサナ(屍のポーズ)によく似ていると思います。シャバアサナはそれまでのアサナ(ポーズ)の効果を全身に行き渡らせるために、アサナの中間や最後に床の上に仰向けに寝転がり、まるで死体になったように脱力をします。このシャバアサナが最も難しいとも言われ、そして完全なシャバアサナはたった数分でも一晩の眠りに匹敵すると言われるそうです。
フローティングタンクの中は高濃度のエプソムソルト水で満たされていますので、浮力のサポートを借りながら誰でも簡単に脱力して浮く事ができます。
ただはじめは、委ねきってしまっていいものか?と、脱力する事に戸惑う方がほとんどです。顔が沈むのでは?(鼻や口が水面下に沈み呼吸ができなくなる)という不安から首の力を抜くのも難しいようです。
でも安心して下さい。完全に脱力して浮くと、口、鼻は水面上に出ているものです。それに浮かんだ状態で寝がえりを打つ事は不可能ですから、もし眠ってしまったとしても大丈夫。(これはもちろん人によります。私の場合はじめにそう聞いていたので首にフォーカスし過ぎ、じつは股関節に力が残っていました)
もし眠れるのなら、それはリラックスしている証拠なので寝てしまって下さい。
ただタンクの中での眠りは寝ているような起きているような、とろ~んと、まどろんでいるような状態。
そしてこのまどろみの状態こそが、瞑想と同じ状態のようです。
先日出会ったヨガの先生から、瞑想とは眠りと覚醒のちょうど中間だという話を聞きました。
他の体術なら何年も訓練を重ねなければいけないところを、いきなりその状態まで行けてしまう。フローティングタンクがインスタント瞑想マシンとも呼ばれるのはそのためですね。簡単すぎてごめんなさいw
______________________________________
長尾謙一郎氏の超絶サイケデリック漫画、「PUNK」4巻のあとがきにDOMMUNE主催、宇川直宏氏によって、HIKAEI CLINIC&COCOONが紹介されています。
作中でもジョン・C・リリー博士自身とアイソレーション・タンクが重要な役割で出てきます。世界は我々のこころの投影であり、我々の認識如何で如何にでも変容可能であることが描かれています。
とても自由で、破滅的な漫画で最高です。
し か し !
クリニックに来られている方は既にご存知かもしれませんが、この漫画は既にクリニックに常備されていたんですねー!ということもあり、とても嬉しい!
「PUNK」全巻揃っていますので、待ち時間に是非お読みください。
宇川さんどうもありがとうございました。