長期夏休みのお知らせ

みなさん大変お久しぶりです。このブログも大変ご無沙汰しておりました。普段通院されている方には時折近況報告をしたり、x(旧Twitter)やInstagramで私の行動をチェックしていただいている方は、色々とご存知の方も多いと思います。

 

ここしばらくは縄文紋様タトゥーが入った変わり者の精神科医として、各種メディアに登場したり、VRを用いたメタバース空間でのカウンセリングのスタートアップを立ち上げ、産業衛生学会発表したり、慶應義塾大学でレクチャーをしました。臨床心理師の雑誌にメタバースとカウンセリングの取材を受け特集されました。


またrTMS治療という、うつ病の中心部医に磁界を発生させ、その部分の血流やセロトニン放出を活性させる治療もスタートして、こちらも大変好評をいただいています。効果は約50%ですが、薬物療法の必要なく(併用も可能)、特に薬物耐性の難治性うつ病の方にも3週間の単価集中療法で寛解に至るので、ほぼ1年にわたる薬物療法に抵抗のある方には好評です。

各テーマについてはまた章を分けてご説明できればと思っていますが、今回はこの2024の夏休みの長期休暇の理由ついてです。毎年夏休みは長く取らせて頂いて、自分の研修の為に海外で何か冒険にチャレンジする事にしているのですが、今年の夏は、熱帯雨林のジャングル、陸の孤島、アマゾンのイキトスという街へ行ってきます。イキトスはジャングルの奥深くにあり、陸路では全く届かない場所で、昔はフェリーでアマゾン川を10日遡らないと辿り着けない場所でした。

 

今回日本からペルーへ、そしてジャングルの奥地へ向かい、何千年も前からそこで自然の精霊たちと暮らすシャーマンの儀式を受けてきます。これはアヤワスカといわれる究極の薬草で、森の精霊と遭遇したり、死者とであったり、超自然的存在と触れることで精神の病を治し、身体のあらゆる不純物を排出する儀式です。

昨今の精神科医療が薬物療法偏重の中で、ある種の行き詰まりを呈する中で、世界中で幻覚剤やサイケデリックスの臨床応用が開始されています。世界的な医療用大麻の解禁もそうですし、日本でも幻覚剤、麻酔薬のケタミンがうつ病治療の特効薬として厚労省により認可がされようとしていますし、マジックマッシュルームはアメリカのコロラド州ではうつ病の治療プログラムが始まっています。

我々もより患者さんが侵襲なく安全で、最新の治療が受けられるように、世界の最先端の精神医療を探求してゆきます。しばらくの長いお休みで患者さんには少しご迷惑をお掛けしますが、アマゾンで人間の無意識の果てを探求してきます。必ずパワーアップしてくるので、ご理解よろしくお願い申し上げます。