桜の花もそろそろ開き始めました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
HIKARI CLINICではこのところ慌ただしく、新しいチャレンジの毎日を送っています。
本当にクリニックのスタッフは頑張ってくれています。受付スタッフは毎日沢山の患者さんと直接ふれあいながら、内宮、外宮の会計事務、ときには不調の患者のケアまでこなしてくれていますし、心理士の岸本と石井は日々のカウンセリング業務の合間を縫って、午前中のリワーク、火曜日のHAG(発達障害支援グループ)の運営とプログラム作成、そして心理検査まで。。精神保健福祉士の柚木はリワーク、HAGの運営とその合間に患者さんのケースワークや、手帳年金申請のお手伝いから、リワークでの患者さんの復職援助のために、会社訪問まで。。
こうやって我々医師が診察をしているその裏側で、スタッフ達が頑張ってそれぞれの役割を果たしてくれているので、様々な取り組みが行えるのですね。
もちろん患者さんの援助の為に、少しでも役に立ちたいという思いから我々がチームとしてやっているのですが、何でもやりたがりな院長のわがままに付き合ってもらっているだけなのでは…..と自問自答することも多々なのですが….。スタッフのみんな、いつもありがとう。
こういった皆の取り組みもあって、例えばリワークでは、初の卒業生が無事職場復帰を果たしましたし、その後の方々も順当に復職を果たしていっています。
外来診療でも無事復職を果たしている姿を見ると、主治医としてはとても嬉しいものがありますし、その後ろにはリワークスタッフと過ごした4ヶ月半の蓄積された時間が垣間見えて、感慨もひとしおという感じなのです。
リワークで復職をするとそれで終わりというわけではなく、むしろ復職後のサポートが再休職しないためには重要になってくるんですね。そのためHIKARI CLINICではリワーク終了後も隔週でフォローアップのグループを行っています。これは精神科ナイトケアということになるのですが、隔週で復職を果たした患者様に集まってもらい、苦労している点や無事過ごせていることなどをシェアしてもらいながら、互いにサポートし合える場を作っています。これもとても良い場になっているようです。
3月は東京で行なわれた、集団精神療法学会に参加してきました。日本中の集団精神療法を行っている医療機関が一同に集うこの学会は、困難な集団療法に果敢に取り組む医療者の姿を垣間見れて、とても勇気をもらえる学会です。
個人的にはこの数年、リワークと発達障害のグルーワークに取り組む、さっぽろメンタルクリニックの発表にはいつも注目しています。我々の取り組みに非常に示唆が大きい発表でとても参考になりました。
今回の学会会場は浅草にもほど近い場所にあり、昼休みは浅草に足を伸ばして、池波正太郎を思い出しながら、中尾医師と一緒に蕎麦などをを食したりしてきました。
学会の2日目には、格闘技の聖地ディファ有明に足を伸ばし、クリニックでサポートしている格闘家のMAGISA選手の応援に行ってきました。格闘技は変わらず続けていて、水曜日のレスリングの日にMAGISA選手に指導してもらっているのです。
残念ながらMAGISA選手は2Rで一本負けを来してしまいましたが、当日会場で先日ラスベガスで見事初戦を勝利した石原夜叉坊選手と記念撮影ができたり、
大学の拳法部の先輩が、PANCRASEの審判としてその日の審判をやっていたりと新しい出会いもあったりと、何かと実りの多い東京出張でした。
リワークのスタッフは東京で行われた、リワークプログラムのワークショップに1泊2日で参加して研鑽を積んできました。
これらの取り組みが皆様の、元気と勇気に少しでも役立ちますようこれからも精進してゆきます。