うつ病にはどんな症状があらわれるのでしょうか。うつ病の症状にはこころとからだの両方にあらわれます。以下の１〜９の項目に当てはまるところがあればチェックしてみてください。

うつ病チェックリスト

こころの症状

  • 気分が落ち込む
  • 憂うつだ
  • 悲しい気持ちになる
  • なんの希望もない、将来に悲観してしまう
  • 今まで好きだったことがやる気になれない
  • 何をするのも億劫（顔を洗う、服を着替えると言った基本的なことも）
  • 新聞を読む気がしない、テレビを観る気がしない
  • いつもなんとなく不安である
  • 居ても立ってもいられず、落ち着かない、焦る

  • 集中力の低下により仕事の能率が落ちた、ミスが増えた
  • 決断力が低下した、物事を決められない
  • すべて自分が悪いと自分の責任だと感じてしまう
  • いつも自分を責めてしまう
  • 自分なんて生きていても仕方がない、消えてしまいたい
  • 死んだほうがましだと思う

からだの症状

  • 寝付きが悪い、途中で目が覚める、眠れない
  • 朝めざましより早く目が覚める
  • 寝た気がしない、寝過ぎる
  • 食欲がない
  • 何を食べてもおいしくない
  • ダイエットをしているわけでもないのに、体重が１ヶ月で数キロも減った

  • かれだがだるい、からだが重い
  • ひどく疲れやすい

その他の症状として肩や背中、腰などの様々な部分の痛み、便秘、胸の重苦しさ、動悸などがあります。

上記のような1〜9の症状のうち5つまたはそれ以上が2週間以上続いていると感じたら要注意です。

うつ病の治療

現在はうつ病は治療法も確立し、適切に治療を行うと治る病気になってきています。しっかりとした休養と薬物療法が基本です。また真面目で抱え込みやすい性格の方に多く生じるといわれます。一人で抱え込まず、早めにご相談ください。早ければ早いほど、良い経過で回復することが多い病気でもあります。

またうつ病で長期休養を余儀なくされ、復職に不安のある方のために、社会復帰を支援するうつ病リワークプログラムを行っています。こちらはリワーク外来でご相談下さい。